練習の目的
スタックスクリーンを使ってカールカットでシンプルに得点するプレイを練習します。カールカットの動きはシンプルですが、様々なプレイが展開でき、オフェンスにとって強力な武器になります。
一方で、カールカットからのジャンプシュートは体が流れやすく、シュートの成功率が低くなってしまいがちです。練習を繰り返し行い、カールカットから素早く正確なジャンプシュートが打てるようになることが大切です。
また、筋力の小さいミニバスや中学では、無理にカールカットからのシュートの練習をしてしまうと、シュートフォームが崩れる原因にもなりますので、練習を取り入れるかどうかはコーチが判断してください。
この練習の目的をまとめると、
- スタックスクリーンを利用してカールカットの基本的な動きを覚える
- カールカットから素早く正確なジャンプシュートを打てるようになる
- スクリーナーがポップアウトをする習慣をつける
この練習メニューは3対3で行うのが基本ですが、オフェンスが慣れるまではディフェンスなしの空動きでもいいでしょう。
それではスタックスクリーンからカールカットで2箇所でシューティングの練習を見ていきましょう。
練習の進め方
練習は3対3を行う6人と、パッサー1人の合計7人で行う。ガード/エルバボー/ゴール下に位置し、ボールは2つ用意する。(空動きの場合は4人)
1.青3は青2のためにスタックスクリーンをセットする
2.青2はスタックスクリーンを使ってカールカットをする(45度へ上がるとディフェンスに思わせることが成功のポイント)
3.パッサーは青2へパスをする
4.青2はボールをミートして素早くジャンプシュート
5.青3はスクリーンをして青2が通過し次第、コーナーへポップアウト
6.青1は青3へパス。距離が遠ければドリブルをしてもよい
7.青3はミートしてジャンプシュート。スリーポイント/ミドルレンジは選手の能力に応じて選択する
練習のアドバイス/応用
スタックスクリーンを使ってカールカットを展開するプレイは、バスケの試合で頻繁に見られます。カールカットを成功させるためには、初めからカールカットをしようとするのではなく、45度へストレートカットをするつもりでスクリーンを使い、ディフェンスが後ろから遅れて追ってきている場合にカールカットにするのが有効です。
また、スタックスクリーンに対してディフェンスがチートした場合は、フレアに動くのが効果的な動きになりますが、この動きは次回説明します。
加えて、スクリーナーがその場で止まってしまうことが多いです。パスコースを作り、オフェンスに厚みを持たせるためにもコーナーへポップアウトしましょう。スクリーナーは自然とポップアウト/スリップ/ロールなどをできるように習慣化しましょう。
こんにちは
オフェンス2はヘルプサイドのウイング・コーナー・ローポストからカットしてくるという考えでよろしいでしょうか。
近藤さん
コメントありがとうございます^^
オフェンス2はゴール下付近からスタートして、ディフェンスの位置に合わせてカールカットするという動きです。
ディフェンス2がオフェンス2を後ろ側からチェイスしてきた場合に有効な動きです!