練習の目的
5ボールシューティングはミニバスからトップレベルのチームまで、幅広く使われている練習メニューです。ウォーミングアップなどで頻繁に行われる3メンに、アウトサイドのシュート練習を織り交ぜた練習になります。
この練習の目的は、速攻において3つあります。
- レイアップの精度の向上
- ストップ&ストレートジャンプ
- ミートシュートの精度の向上
レイアップは100%の成功率を目指すのは当たり前ですが、試合を想定してレイアップだけでなくレイバック(バックレイアップ)やユーロステップなどを行ってもいいでしょう。また、速攻で全力で走っている中で、しっかりとストップして真上にジャンプすることが大切です。コーチ/指導者は、選手の重心がズレていないかを見てあげてください。
それでは5ボールシューティングの練習方法を解説していきます。
練習の進め方
1.コートの両サイドにスリーメン(3メン)を行う形で並び、ボールは5つ用意する。ボールは、先頭の真ん中と2番目の両サイド、逆サイドの先頭の両サイドが持つ。
2.先頭の3人はスリーメンを行い、1人はレイアップ、残りの2人はエンドラインからパスをもらってジャンプシュートを打つ
3.レイアップのリバウンドを取り、パスを出した2人と3人で逆サイドに向かって3メンを行う。
4.1人はレイアップ、残りの2人はエンドラインからパスをもらってジャンプシュートを打つ
5.以下同様に繰り返す
練習のアドバイス
制限時間と目標シュート成功数を設定することが大切です。
目安としては、
- ミニバスの目安としては4分間で60~80本イン
- 中学の目安としては4分間で80~100本イン
- 高校の目安としては4分間で90~110本イン
- 大学の目安としては4分間で100~120本イン
目安はあくまで目安ですので、自分たちのチームのレベルに合わせて最適な目標を決めるようにしてください。また、常に3本中2本以上を決めるように心がけて練習を行いましょう。