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シューティングスランプから脱出する方法

シューティングスランプに陥る原因

シューティングスランプとは、決まっていたシュートが全然入らなくなる、プロ選手でも頻繁に見受けられる現象のことです。

シューティングスランプに陥る主な原因としては以下があります。

  • シュートに自信をなくしている
  • 出場時間が減っている
  • 試合中のシュート回数の減少
  • シュートフォームの崩れ
  • 疲労/怪我

これらの原因はメンタル面とフィジカル面に分けることができます。そして、ほとんどのシューティングスランプはメンタル面のものです。スランプに陥った選手はフィジカル面を気にすることがが多いですが(例えばシュートフォームが崩れているなど)、メンタル面が原因なのにフィジカル面に原因を探してしまっていることが多いのが事実です。

 

シューティングスランプから脱出する基本的な方法

シューティングスランプがメンタル面/フィジカル面のどちらに起因しているとしても、スランプを脱出するために行う最初のことは「自分自身を見つめ直す」ということです。

スランプに陥っている選手は自分がプレイしているビデオを見ようとしない傾向にあります。自分のプレイに向き合い、「今」を知ることからスランプ脱出の一歩が踏み出せます。

また、きちんと向き合っても原因がわからないということもよくあります。その際はコートに(いつも使っている体育館で誰もいない静かな環境がベスト)行って、基本的なシュートから始めます。ゴール近くでワンハンドシュートを繰り返し行い、徐々に距離を伸ばしていくとともに、シュートのリズムを試合感覚に近づけていきます。その中でリズムの乱れなどを感じ取れることができるでしょう。

もちろん1度の練習では原因がわからないこともあるでしょう。スランプを脱出するためには忍耐強さが大切です。挫けずに何度も体育館に足を運んで、何度もビデオを見て、自分自身と向き合ってください。

 

試合中に突然シュートが入らなくなったら?

タイムアウトやインターバルを挟んで突然シュートが入らなくなるということもたまにありますよね。試合中にシュートを微調整するのは非常に難しいということは言わずもがなでしょう。

集中力を高めるためのルーティンがあればルーティンを繰り返して集中力を高めるのが一番良い方法です。また、シュートの代わりにドライブを仕掛け、ファールをもらってフリースローを打つのもいいでしょう。フリースローからリズムを取り戻す選手は多いです。

 

捨てる勇気/聞かない勇気を持とう

シューティングスランプに陥ってしまった選手がよくやってしまう間違いとして、多くの意見に耳を傾けてしまうということがあります。

現コーチ、旧コーチ、仲間、家族などから様々なアドバイスをもらうこともあります。アドバイスをしてもらえるということは嬉しいことですが、あなたはその中から誰のアドバイスを尊重するのか選択しなければなりません。つまり、あなたが選択した人以外からのアドバイスは聞き流す必要があります。

なぜ全員のアドバイスを聞いてはいけないかと言うと、1人1人が言うアドバイスの内容は異なっているはずで、全てのアドバイスを混ぜても最適解にはならないからです。

自分が自分の内側に今まで築き上げてきたものを信頼し、1人か2人のアドバイスだけに耳を傾ける勇気を持つことが大切です。

 

シュートセレクションを見直す

シュートが入らない原因が、本当にシューティングスランプにあるのかどうかを見直す必要もあります。

シュート自体が入らなくなっていると考えていたら、シュートセレクションが悪くなっていたという選手も多いです。タフショットを打っているために、今までのような確率で決めることができなくなっていて、その原因をシューティングスランプと考えてしまっているケースです。

無理してシュートを打たない、ノーマークで打てるようにスペーシングなどのオフボールの動きを見直すといいでしょう。

 

まとめ

シューティングスランプは長年バスケットボールをやっていれば、誰でも一度は経験するものです。スランプに陥っているという現状を受け止めて、自分自身と向き合ってスランプから脱出できるようにしましょう!

また、スランプは周りの支えが必要であるとともに、期待をかけてプレッシャーを与えてしまうのは逆効果です。チームメイトや教え子がスランプに陥ってしまった場合は、過度に声をかけるのではなく、そっとしておく期間も大切です。もちろん、適度のアドバイスは必要ですが、その選手にあった接し方を探しましょう。

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