限られた練習時間の中で、選手のパフォーマンスを上げて怪我を防止するためにも、バランスの良いウォーミングアップは大切だ。ただ、毎日同じウォーミングアップメニューでダラダラしてしまう、季節が変わっても同じメニューを行っているという話を聞くことがしばしばある。
そこで、ウォーミングアップのメニュー例を2つほど挙げてるので、参考にしてもらえればと思う。
夏場のウォーミングアップ
- ランニング
- ストレッチ
- ダイナミックストレッチ(動きながらストレッチをするもの)
- ハーキー(ノーマル・両足前後・クロスステップで3往復)
- ボールハンドリング
冬場のウォーミングアップ
- ランニング
- ヒップタッチやキャリオカなどの軽い動的運動
- ストレッチ
- ダイナミックストレッチ
- ハーキー(ノーマル・両足前後・クロスステップで3往復)
- ボールハンドリング
- シェービングドリル
- 2メン
- リバウンドシュート
特に寒い冬では、ランニングの時間を多少長くしたり、軽い2メン・シェービングドリルをストレッチの前に行うこともある。体が固まった状態のままストレッチをしても効果が薄いと言われており、適度に体を温めてからストレッチをするといいでしょう。
また、体幹トレーニングをウォーミングアップに織り交ぜることも、筋肉を引き締め、パフォーマンスを上げるためには効果的だ。腹筋をすると運動のパフォーマンスが上がるという研究結果もあるので、練習後に体幹をするのではなく、練習前という選択肢もありでしょう。
また、選手1人1人で汗をかくために必要な運動量は異なるので、5分間のフリーウォーミングアップの時間を設けることもいいでしょう。