Contents
練習の目的
- ボールに対する執着心の育成
- 状況判断能力の向上
- 相手との駆け引きの練習
- ルーズボール後のプレーの再開を早くする
- ルーズボールを取るためのスキル向上
- ハングリー精神の育成
練習方法1
- エンドラインに2列で並び(エルボーの延長線上くらい)、補助者が2人の間に立ちボールを持つ
- 補助者はボールを転がす・投げ上げるなど、適当な位置にボールを投げる。プレイヤーの2人は投げられたボールを奪い合う
- ボールを保持したプレイヤーがオフェンス、ボールを取れなかったプレイヤーがディフェンスとなり、1on1をする
- ディフェンスがボールを奪取するか、オフェンスがミスをするまで続ける。リバウンドを取り続ける限り、オフェンスは続ける
- 4でドリルが終了したら、次のプレイヤー2人に代わる
ワンポイントアドバイス
プレイヤーはコートの反対側を見て、ボールがどこに投げられたか把握できない状態で、笛と同時にスタートしてもよい。この方法では、ボールがどこにあるか把握できないため、ボールを捉えたあとの、プレイヤーの状況判断能力が向上する。
練習方法2
- ウィング(オフェンス)とエンドライン(ディフェンス)に1人ずつ並ぶ。補助者はトップに立ちボールを持つ
- トップにいる補助者はオフェンス(ウィング)にボールを転がしたり、投げ上げたりする。ディフェンスは補助者の手からボールが離れるのと同時にスタートする。オフェンスはボールに対して必ずミートをし、ボールをキャッチする前にディフェンスの位置を確認する
- 練習1と同様に1on1を行い、次のプレイヤーと交代する
ワンポイントアドバイス
練習1と異なり、オフェンスは自分がオフェンスであることが決まっている。このドリルで求められるのは、ボールを保持した後の状況判断だけでなく、ボールを保持する前に、相手ディフェンスの位置や姿勢を見てプレーをイメージする力だ。
ルーズボールの練習の要点
- 何よりも「こいつに勝ってやる」というハングリー精神が求められる練習である。また、ハングリー精神に欠けるプレイヤーの気持ちを奮い立たせるのにも役立つ練習である。
- ルーズボールを確保するためのスキルを身に着ける。キャッチだけではなく、チップ、ダイブ、体の当て方を自然と学べる。
- フェイント(フェイク)を有効に使えるようになる。慌てた状態でディフェンスをすることになるため、比較的フェイクにかかりやすく、年少のプレイヤーの場合、フェイントで相手を翻弄する楽しさを覚える。その結果、様々な場面で有効的なフェイントを使えるように自然となる。
- プレイヤー1人1人の1on1のオフェンス・ディフェンスの能力を再確認することができる。その結果、個人にあった課題が見つかる。
- オフェンス・ディフェンスともに、最後まであきらめずにプレーする。
- ディフェンスはシュートブロックの練習にもなる。また、シュートブロックが不可能な場合も、相手にタフショットを打たせたり、視界を切るシュートチェックをする練習となる。
- 真剣にやればやるほど、この練習は面白い!