4アウト1インの陣形から展開するハーフコートのセットオフェンス「チン」を紹介していきます。
セットオフェンス「チン」の手順
- 図のように4アウト1インの陣形を取る
- 青1は青2へパスをすると同時に、ハイポストの青5をスクリーナーとしてカッティングする
- 青3は青2へパスが行くのと同時にVカットなどで45度でボールをもらえるように動く
- 青2はボールをもらい次第青3へパスをする
- 青3は青1へのパスを狙う
- 青1へパスが入らなかった場合、青2は青1がいたポジションをリプレイス、青3はドリブルで青2のいたポジションをリプレイスする
- 青5は逆サイドのハイポストへ、青1は45度へ移動する
- 青3から青2へパスをし、以下同様に進める
スクリーンがかかっていれば、高い確率でゴール下でノーマークになっており、レイアップで得点できる
セットオフェンス「チン」を成功させるためのコツ
オフェンスをセットする際に、アウトサイドの4人がフリースローラインよりも上側に位置し、ゴール下周辺のスペースを空けておくことが大切です。ガード(青1)はパスをした後にフェイクなしでカッティングをするのか、フェイントを入れてからカッティングをするのか、ディフェンスの位置を踏まえて判断する必要があります。
また、手順の6番において、青2が逆サイドのガードポジションへ移動する際、45度にいる青3とフレアスクリーンなどを使って場所を入れ替えてもいいでしょう。
セットオフェンス「チン」は、繰り返し同じ動きを展開できるモーションオフェンスの1つです。シンプルな動きの中にも、応用させることができるポイントがいくつもあります。例えば、ポストプレイが得意な選手が青1のポジションを行い、カッティングでパスが入らない場合でも、そのままローポストに面を取りプレイを展開していくことができます。また、ハイポストフラッシュからハイローやトライアングルオフェンスに繋げることもできます。
是非あなたのチームでも試してみてください。