鬼ごっこドリブルというミニバスの特に低学年向けのドリブルの練習メニューを紹介する。鬼ごっこドリブルという名前の通り、鬼と逃げる側に分かれて楽しく練習できるのが特徴的な練習である。
鬼ごっこドリブルの練習のやり方
- 鬼を1~2人、逃げる側を5人決める
- 鬼はコート中央のサークル内(ボールは持たない)に、逃げる側はボールを持ってベースラインに並ぶ
- 合図とともに逃げる側は逆サイドのベースラインに向かってドリブルで進む。コート内であればどのように進んでもOK。鬼はドリブルで逃げる人にタッチする
- タッチされた人はその場で止まる。逃げる側の人が再度タッチすれば、逃げることができる
- 逆サイドのベースラインまで全員が行ったら(捕まった人は別)、再び合図を出して元のサイドのベースラインを目指して同様に進める
- 制限時間内逃げ切れた人が勝ちで、全員捕まった場合は鬼が勝ちとなる。制限時間は逆サイドまで行く時間10~15秒と、練習全体2分〜3分程度がいい
鬼ごっこドリブルの目的
顔を上げて(フェイスアップして)ドリブルをできるようになることが目的だ。バスケットボールを始めたばかりの子供達は、ボールを見ながらドリブルをついてしまうが、鬼から逃げるためにと徐々に顔を上げながらドリブルができるようになるだろう。
鬼ごっこドリブルの練習が効果的な理由
練習ではなく遊びという要素が強いため、子供達が楽しみながら成長することができる。
鬼ごっこドリブルの応用編
- ドリブルをする手を制限する
- 鬼もドリブルをする
- 鬼の数を増やす
利き手とは逆の手でしかドリブルをしてはいけない、右手と左手を交互にドリブルするなどの制限をつけるとより一層楽しめる。
通常、鬼はドリブルをしていないが、子供のレベルに合わせて鬼もドリブルをしても楽しい。
何度か鬼ごっこをしてみて、鬼の数が足りないと感じたら、鬼を増やしてみるといいだろう。
ミニバスの場合、コーチや保護者が一緒にプレーすることが多いが、鬼ごっこドリブルは子供と一緒に楽しめる練習だと思う。バスケットボールをしたことがない保護者でも一緒にできるので、レクリエーションにも向いている。