モーション・オフェンスとは、特定の型を決めないフリーランス・オフェンスの1種です。特に、パス&ラン(ギブ&ゴー)を主体とするオフェンスです。
モーション・オフェンスの考え方の前提として、1対1が5組あるという考え方があります。ボールマンの動きを中心として組み立てますが、ボールマンが自由(勝手にという意味合い)にプレイしてよいというわけではありません。
モーション・オフェンスで大切なことは、「誰が、どのタイミングに、何のために、どこに、どう動くか」ということを常にイメージし続けることです。
フリーオフェンスと言っても、チーム内に共有するルールが必要です。特に、チームとして狙うポイント、攻め方をある程度修得しておく必要があります。
そこでチームの練習に取り入れているのが、「パターン・オフェンス」の練習です。これは型を決めた練習ではなく、プレイヤー同士が攻め方や狙うポイントを共有するためのものです。
パターン・オフェンスの約束
以下が基本的なパターン・オフェンスの約束事です。チームごとに追加する項目もあると思いますが、最低限これらは意識しましょう。
- インサイドにボールを集めるこを意識する
- 1対1を基本にすえ、1対1をしやすくするために動く
- パス&ラン(ギブ&ゴー)を徹底する
- 互いの位置関係を常に把握し、スペーシングをする
- 「誰が、どのタイミングに、何のために、どこに、どう動くか」ということの状況判断を常にする
次回以降で、実際にパターン・オフェンスを練習するための、2対2や3対3を紹介していきます。
[パターン・オフェンス]試合で使える2対2と3対3の動きを身につける – Part1
[パターン・オフェンス]試合で使える2対2と3対3の動きを身につける – Part2
[パターン・オフェンス]試合で使える2対2と3対3の動きを身につける – Part3
[パターン・オフェンス]試合で使える2対2と3対3の動きを身につける – Part4