これから紹介するシュートの練習は、ストレッチの前後にウォームアップとして取り入れるといいでしょう。ボールに触れ、その日の感触を確かめつつ、身体の内側と対話するようにウォームアップをしましょう。この練習を全力で行う必要はありません。
特に記載のない場合、シューターとリバウンダーの2人1組で行います。また、左右両方同じ回数ずつやりましょう。
Contents
エルボーからのジャンプシュート part1
- シューターはエルボーからスタート
- 図のようにエルボーの延長線上のサイドラインをタッチし、エルボーに戻ってきてパスを受けてジャンプシュート
- 次にハーフラインをタッチし、エルボーに戻ってきてパスを受けてジャンプシュート
- 3~5本決めるまで継続して行う
パス&ランからのジャンプシュート
- コーナーでボールを持つ
- ドリブルでセンターラインまでいく
- エルボーから3P付近にパッサーが立ち、センターラインまで行ったボールマンからパスを受ける
- パスをしたらそのままゴールに向かって走り、ミドルレンジでボールを受けてジャンプシュート
- パッサーがリバウンドを取り、コーナーへ並ぶ。(監督やコーチがパッサー役をやる場合はシューターが自分でリバウンドを取る)
コーナータッチからのミートシュート
- 図のとおり、コーナーをタッチして真ん中からシュートを打つ
- 徐々に距離を遠くしていく
- 3~5本決めるまで継続して行う
*右利きの選手にとって、足を左右(ひだりみぎ)で止まるのは簡単かもしれない。ただ、右左で止まる向きから走ってきた場合は、必ず右左で止まろう。
バックランからのミートシュート
- 図にあるように、バックランでスリーポイントの後方まで戻り、ゴールに向かって走る
- 最初はフリースローラインよりも内側でボールをミートし、ジャンプシュートをする
- 徐々に距離を伸ばしていき、合計で5~8本程度のシュートを打つ
*戻る目安としてコーンを置くといいでしょう。
左右交互に行うジャンプシュート
- 図のとおり、左右交互にジャンプシュートを行う
- 始めはゴール下から行い、徐々にゴールから離れていく
- エルボー付近まできたら、次の選手に代わる
シュート上達のコツ
ここで紹介したウォームアップのメニューは、全てストップ&ジャンプシュートが基本です。バスケの基本中の基本ともいえる動作、「走っている状態から重心を崩さずに止まる」という動作の練習になります。特にミニバスから中学生の間では、きっちり止まるということを教えるのが非常に難しいです。コーチは選手がきっちりと止まっているか、選手は自分自身の重心がズレていないかを確かめながら練習に取り組みましょう。ビデオに撮りながら練習を行うと上達が早くなります♪
練習を楽しむために
上記で紹介した練習メニューは、ウォーミングアップを目的としていますが、ウォーミングアップ以外にもシュート練習として活用できるものばかりです。十分に身体が温まっている状態で、全力で行いましょう。その際に、本数ではなく、時間制限を設けて、選手間同士で競い合わせたり、チームを作ってシュート本数を競ったり、過去の自分と競うことでより楽しさが増すでしょう。