練習の目的
- オフェンスのスクリーンプレイの確認
- スクリーンプレイに関わらない3人目の絡みの嗅覚を上げる
- ディフェンスのスクリーンプレイに対する対処の向上
- ヘルプディフェンスのポジショニングの反復練習
練習方法
- トップと両ウィング(45度)にオフェンスとディフェンスが位置する。ボールのスタート位置は毎回変える。
- ボールマンはパスをし、パスと同時にスクリーンをセットしに行く。ボールを受けたオフェンスとの間でスクリーンプレイを始める。
- ドライブから自分、スクリーナー、3人目の誰を使うかを状況判断する。
- ディフェンスがボールを奪取するか、オフェンスがシュートを決めたら、プレイヤーは交代する。
練習方法のバリエーション
トップと両ウィングの3ポジションだけではなく、トップ・ウィング・ローポストや灰ポストの組み合わせでも行うと良いです。
また、近年のNBAで良く見られるように、ローポストでボールをキープし、そこにハイポストのプレイヤーがスクリーンに行くというのも1つの戦略として活用できるでしょう。
練習の要点と楽しむための工夫
スクリーンプレイを使った2on2にもう1人加わることで、オフェンスには全体を把握する力が求められるようになります。指導者もボールマンに目がいってしまいがちですが、3on3の練習で注目すべきはスクリーンプレイに絡んでいない3人目のプレイヤーです。
3人目のスペーシングや飛び込みのタイミングを向上させることで、チームオフェンスのバリエーションは想像以上に広がります。しかし、ボールを持った状態の動きと違い、オフボールの動きを体系的に教えることは非常に難しい上に、プレイヤーが重要性を理解していない場合も多いです。
プレイヤーには自分の動きを動画で見せることが最も効果的だと感じています。試合だけではなく、普段の練習から動画を撮ってあげると、格段に成長することを実感しています。