スクリーンは現代のバスケットボールにおいて欠かすことのできないプレイです。NBAを見ていると、ハーフコートオフェンスにおいてはほぼ全てのプレイにおいてスクリーンが使われています。
ボールを持っているガードに対してスクリーンをセットするボールスクリーンに注目してしまいがちですが、スクリーンには様々な種類があります。1つずつ種類を覚え、自分たちのチームでも活用できるようにしましょう。
★バスケットボール初心者のためにスクリーンプレイを解説した記事です。バスケのスクリーンプレイの基本的なことにしか触れていませんのでご了承ください。
スクリーンの種類
ボールスクリーン
ボールスクリーンとは、ボールを持っている選手にスクリーンをセットする最も基本的なプレイです。ガードとセンターなど、身長差が大きい選手間で行われることが多く、ミスマッチを作ることが簡単にできます。
ボールスクリーンを仕掛けるポジションに関しては、下記で詳しく説明しているので、参考にしてください。
>>ピックアンドロールを仕掛けるポジションを考える
ハンドオフ
ハンドオフとは、ユーザーがボールを持っている選手に走り込み、手渡しパスをもらうと同時にボールを持っていた選手がスクリーナーになるプレイです。トップポジションや45度付近で行われることが多く、パス&ランでハンドオフに入っていくプレイは試合でよく使われます。
ハンドオフをする際は、オフェンス2人の肩がぶつかるくらい近づくことがポイントです。また、ボールをもらう位置がシュートエリア内になるようにすることで、ドリブルとシュートの選択肢ができ、有効なオフェンスが展開できます。
ドリブルハンドオフ
ドリブルハンドオフとは、スクリーナーになる選手がドリブルをしながらユーザーに近づき(ユーザーもスクリーナーに走りこむのが一般的)、ハンドオフをするプレイです。ハンドオフよりも難易度が高くなります。
ダウンスクリーン
ダウンスクリーンとは、名前の通り、自分よりも下側(エンドライン側)にいる味方にスクリーンをするオフボールで行うプレイです。また、トップやウィングなどのアウトサイドでボールをもらうためのスクリーンです。
ディフェンスよりも有利な姿勢でボールをもらい、1対1やその後のプレイを展開するために重要なスクリーンになります。オンボールのスクリーンと異なり、ディフェンスが3線になっている場合が多く、空間ではなくてディフェンスにスクリーンをかけることが大切です。
フレアスクリーン
フレアスクリーンとは、ボールから離れてフリーになるためにかけるスクリーンです。おもにオフサイド(ボールがないサイド)で使われ、シューターのためにスクリーンをかけることが多いです。また、オフサイドでフレアスクリーンをすることで、ヘルプディフェンスに行かせないという目的もあります。
スタックスクリーン
スタックスクリーンとは、ローポスト付近で行われるスクリーンプレイで、3対3を展開するためによく使われます。スクリーナーはあらかじめローポスト付近でスクリーンをセットしておき、ユーザーがそのスクリーンを利用して45度付近でボールをもらいます。
>>スタックスクリーンで得点量産!7つのプレイ&練習メニュー