目的
- クローズアウトの技術の取得
- クローズアウトからスムーズに次の一歩を出せる姿勢の取得
- シューターに対するスクリーンアウトの意識・習慣づけ
- オフェンスより先に飛ばないことの意識・習慣づけ
- シュートチェックの技術の習得
- リバウンドに飛びつく意識・習慣づけ
- スクリーンアウトの意識・習慣づけ
練習方法
- 補助者がトップでボールを持つ。ディフェンスはペイントエリア内に4人入る。両コーナーとウィングポジションの3ポイントライン上(内側でもOK)にオフェンスは立つ。
- 補助者の合図でディフェンスは正面のオフェンスに対してクローズアウトをする。補助者は適切なタイミングでシュートを打つ。
- ディフェンスはクローズアウトからスクリーンアウト(ボックスアウト)にスムーズに移行する。
- ディフェンスはリバウンドを取りに行く。
- オフェンスポジションにいた選手がディフェンスポジションに移り、再び行う。
練習のバリエーション
- 正面のオフェンスに対してクローズアウトをするだけでなく、右回り(左回り)にズレてクローズアウトをすることで、より実践的な状態を作ることができる。
- ディフェンスはクローズアウトからシュートチェックだけでなく、ドライブに対するサイドステップの練習にしてもよい。私のチームでは、オフェンスの動作にディフェンスが反応するようにしている。(オフェンスのプレイヤーに任せている)
- リバウンド後、4人のカラ速攻にそのまま移行してもよい
練習の注意点
- オフェンスリバウンドは基本的にさせない。なぜなら、オフェンスとディフェンスの全てのプレイヤーが一斉にボールを取りにいくと接触からケガをしやすいからである。
- リバウンド後の姿勢を疎かにしてしまうプレイヤーが多い練習なので、練習前に注意を促すとよい。
ワンポイントアドバイス
今回紹介したクローズアウトからリバウンドの練習は、普段の練習としてだけでなく、試合前のアップメニューとしても使うことができる。中高生の大会などでは、試合前にコートでアップする時間が極端に短いケースが多く、10分しかないということも当たり前のようにあるでしょう。体を温めるだけでなく、その日のコートでの動きを確認する意味でも最適な練習でしょう。