このセットプレーはセンターにバックスクリーンをすることで高い確率でノーマークのゴール下シュートを打てます。
また、2015-2016年シーズンのゴールデンステイツウォーリアーズ(GSW)が得意としていたセットオフェンスです。
ゴール下へのパスが入らなかった場合でも、第2のオプションとしてアウトサイドのスリーポイントシュートを狙うことができる優れたセットオフェンスです。
バックスクリーンポストの手順
- 下図のようにホーンズ(Horns)のフォーメーションで始めます。
- ポイントガード(青1)は青4と青5のダブルスクリーンを使ってドリブルで逆サイドのウィングへ行きます。
ゴールラインにディフェンスがいない場合はペネトレイトをしてもOKです。 - 青1がドリブルでサイドチェンジを始めるのと同時に、青2はローポストから青5へバックスクリーンをセットします。
- 青5はバックスクリーンを利用してゴール下へ飛び込んで青1からパスをもらいます。ディフェンスの位置によってはタップシュートが狙いやすいです。
パスが入らない場合はボールサイドのローポストへ行きます。 - インサイドへパスが入らなかった場合、青2と青4は青3へダウンスクリーンをセットします。
- 青3はスクリーンを使ってトップ・オブ・ザ・キーへ上がり、パスを受けてスリーポイントシュートを狙います。
バックスクリーンポストを成功させるためのコツ
このセットオフェンスを成功させるためには、以下の2つのことを意識しておきましょう。
- バックスクリーンからのミスマッチを見逃さない
- 青3はチームのベストシューター
バックスクリーンに対してスイッチをしてくるディフェンスは多いです。バックカットで青5へパスが入らなかった場合でも、ミスマッチができていればローポストで面を取ってパスを入れるようにしましょう。
青5はインサイドでの1対1を行い、逆サイドでは同様のダウンスクリーンをセットして青3をノーマークにします。
青3はシュートが得意な選手が行います。
また、青3のディフェンスが青5のバックカットに対してヘルプをする場合があるので、青1はコーナーの青3へのスキップパスも狙っておきましょう。