練習の目的
ファーストブレイクで得点を確実に重ねることは、勝利するために確実に必要なものです。どのチームでもファーストブレイクの練習はしていると思いますが、ミニゲーム感覚で楽しみながらできる練習を紹介します。
この練習は、ミニバスをはじめ、中学・高校・大学でも使うことができます。
この練習の目的は大きく分けて5つです。
- アウトナンバー(2対1)の状況で確実に決めるフィニッシュ力をつける
- 速い展開でミスを減らしターンオーバーをしない
- 速い展開におけるボールハンドリング力の向上
- 積極的にリバウンドに行く姿勢の構築
- 状況判断能力の向上
それではオールコートの2対1から2対2の練習を見ていきましょう。
練習の進め方
1.チームを2つに分類する。(チームA、チームB)
2.それぞれのチームはハーフコートのサイドライン沿いに並ぶ
3.チームAの2人はボードにボールを当てて逆サイドのゴールへ2メンを行う
4.チームBの1人は逆サイドでディフェンスを構える
5.オフェンス(チームA)のボールがハーフコートを越えたら、チームBの2人目のディフェンスはセンターサークルを踏んでからディフェンスに加わる
6.チームAの3人目は逆コートでディフェンスの準備をする
7.オフェンスがシュートを決めるか、ディフェンスがスティールをしたら、攻守交代して逆サイドへ攻める。
8.手順4~7を繰り返す。
9.本数を決め、先にその本数を決めたチームの勝ちとする
練習のアドバイス/応用
フリースローレーンの幅を基本的な幅として、その距離感を保って2対1を仕掛けると良いです。オフェンスは可能な限りシンプルに、パスの回数を減らして攻めるのが基本になります。
2人目のディフェンスが戻ってきているというプレッシャーを感じながら行うことで、よりゲームに近い練習にすることができるでしょう。また、オフェンスはシュートの成功可否に関わらず、リバウンドに飛び込むことが大切です。