イリーガルスクリーンとは、ルール違反のスクリーンプレイを行った際に吹かれるオフェンスファールのことです。
イリーガル(illegal)は英単語で違反という意味で、イリーガルスクリーンの反対でファールにならないスクリーンをリーガルスクリーンと呼びます。
スクリーンの基本とイリーガルスクリーンの境界線
スクリーンは基本的に両足を地面につけて、体をまっすぐ上に伸ばして(膝などを曲げて重心を下げる分にはOK)壁を作る必要があります。
スクリーンの基本ルール外のものがイリーガルスクリーンになります。例えば、動きながらのスクリーンはムービングスクリーンと呼ばれ、最も吹かれるイリーガルスクリーンです。
その他にも、両足は地面についているが、ディフェンスの動きに合わせて上半身を動かしてしまうのもイリーガルスクリーンです。また、肘や手を「胴」よりも外に突き出すのもイリーガルスクリーンになる場合があります。
また、知らない人が多いですが、ディフェンスの視界の外から密着してスクリーンをかけるのも実はイリーガルスクリーンになります。ルールブックに下記のように記載されています。
「止まっている相手チームのプレイヤーの後ろ(視野の外)でスクリーンしようとするプレイヤーは相手が普通に動いても触れ合いが起こらない一歩の距離を置いて位置を占めなければならない」
イリーガルスクリーンやムービングスクリーンは審判の主観によるところが大きいルールです。審判によってOKなラインが異なりますので、普段はOKなスクリーンプレイでも、試合の中で一度イリーガルスクリーンを吹かれたらその試合の中では使わないようにしましょう。
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