目的
- ハンドリング能力の向上
- 両手ともに利き手のように使えるようにする
- パワーポジションの習得と反復
- フェイスアップ(視界の確保)
練習メニュー1
ボール2個を持ち、*両手同時にドリブルをしながらコートをジグザグに進んでいく。最初は歩いて行い、徐々にスピードを上げていく。
このとき、パワーポジションを意識してドリブルをつくようにする。腰が伸びきった状態では練習の効果はない。
*ドリブルは両手同時・左右交互・左右の高さを変えるなど、練習メニューに変化を加えると選手のモチベーションが高く保たれる。
練習メニュー2
ディフェンスのスタンスでハンドリング練習をする。
2人1組になり、ディフェンスがボール2個を持ち、オフェンスはジグザグに進んでいく。ディフェンスはサイドステップをしながらオフェンスについていく。
練習メニュー1と同様に、腰を落として行うのがポイントである。
*ドリブルは両手同時・左右交互・左右の高さを変えるようにする。
ポイント
- ドリブルは低い・強いを意識
- ボールを手の中で遊ばせない
- ボールを見ずにフェイスアップ
- ステイロー・パワーポジションを意識
指導上の注意点
ボールハンドリングの練習は選手個々の差がかなり出てしまう練習メニューでしょう。ミニバスや中学であれば、ドリブルが得意な選手から苦手な選手まで様々な選手がいるのが普通だ。一概に同じ練習をさせるのではなく、選手の段階にあった練習メニューを組むことが大切である。選手個別の練習メニューというのは、全く異なる練習メニューをさせるという意味ではなく、同じ練習でも、ボールを1つにしたり、スピードを遅くしたりすることで実現できる。全くできない練習を無理してさせても上達はしないので、コーチ/監督が選手の段階に応じて対応することが大切になるだろう。