バスケットボールにおいて最も重要と言っても過言ではないのがシュート力です。
多くの選手がシュートが入らないと悩んでいると思いますが、具体的な改善策がわからない人も多いのではないでしょうか。
シュートが外れる主な原因は「シュートが短い/長い」か「シュートが左右にズレる」のどちらかに当てはまります。
前者と後者には様々な違いがあり、自分のシュートをスマートフォンなどで撮影すれば、どちらの外れ方が多いか気づけるはずです。
また、前者と後者では直すべきシュートフォームの癖やポイント、指導者が教えるべきことなども変わってきます。
今回は「シュートが左右にズレる」における原因を可能な限り細かく説明していきますので、思い当たる点を修正していってもらえればと思います。
また、「シュートが短い/長い」に関しては、以下の記事を参考にしてください。
シュートが前後にズレる主な原因と対策 – バスケのシュートが上手くなる
シューティングハンド
シューティングハンド(右利きの場合は右手)が正しく使われていない(正しい位置に置かれていない)のがシュートが左右にズレる主な原因です。
ボールの中心に右手が置かれているかを確かめましょう。中指を中心に据えるのか、人差し指を中心に据えるのか、それとも2本の指の中間を中心に据えるのか1人1人の好みにより調整することが必要です。
ただし、ボールのスピンが横回転(斜め回転)の場合は、右手の置かれている位置が正しくないと考えて修正するようにしましょう。
薬指と小指が邪魔をしている
バスケのシュートの最後のリリースは人差し指と中指(人によっては親指も)です。
しかし、選手によっては薬指や小指が最後のリリースの時にもボールに触れていてることがあります。薬指と小指が最後までボールに触れていると横回転のスピンがかかりやすくなり、シュートが左右にズレる原因になります。
ひじが飛び出ている
バスケを始めたばかりの選手に多いのがこの原因です。
ひじは外に開くのではなく、最初は窮屈かもしれませんが体の真正面(右利きなら右ひざの真上)に来るイメージを持つといいでしょう。
シューティングスタンス
足の指先やひざがゴールに正対しているか確かめましょう。
シュートが左右に曲がる場合には足の指先とひざが内側に入り込んでいる(右利きの場合は左側に足が向いている)ことが多いです。
真上に飛んでいない
私がアメリカに留学している時に、コーチから厳しく指導されたのが「Straight Up & Straight Down」ということです。
日本語に訳す「真上に飛んで真下に着地する」ということですが、意外とできていない選手が多いです。特にステイした状態からのミートシュートでは「Straight Up & Straight Down」を意識しましょう。
筋力が足りずに真上に飛ぶと打ちにくい場合は、左右にズレることなく真正面に飛ぶようにしましょう。
動きながらのジャンプシュートは微調整が必要
バスケの試合の中では動きながらジャンプシュートをすることが多く、真上に飛べないことも多々あります。
基本的なことになりますが、動きながらジャンプシュートをする場合は、下半身が重要です。ボールをキャッチする前の準備としてしっかりと腰を落として、動いていたスピードを殺してジャンプしましょう。
ボールをキャッチする1歩目(ピポットフット)で確実にゴール正面をとらえましょう。
まとめ
プロの選手(NBA選手やBリーグの選手)の中には、ここまでで説明したことに当てはまらない選手も多くいます。
しかし、最初は基本に忠実に練習していくが大切です。シュートが左右にズレてしまう場合は、何度も自分のシュートフォームをチェックし、該当することがないか確認しながら進めましょう。
>>シュートが前後にズレる主な原因と対策 – バスケのシュートが上手くなる