2-3ゾーンディフェンスや2-1-2ゾーンディフェンスに対してショートコーナーでノーマークのシュートを打つためのセットオフェンス(ナンバープレイ)を紹介していきます。
ベースラインカットセットの基本的な考え方は以下の2つから成り立っています。
- 下側のディフェンスを上側に上げる
- 真ん中のディフェンスにスクリーンをセットする
この2つの考え方は、全てのゾーンオフェンスの基礎となりえます。Gold Standard Labというサイトで詳しく解説されていますので、そちらを参考にしてください。
「ゾーンオフェンス(ゾーンアタック)に生きる2つのコンセプト」
http://goldstandardlabo.com/blog/2014/09/17/zone-offense/
ベースラインカットセットの手順
ベースラインカットセットは「4out1in」のフォーメーションからスタートします。
大切なのは、ウィングを下側のディフェンスに守らせるということです。ツーガードの2人で上側の2人をしっかりと引き付けるようにしましょう。
- 青1から青3へパスをし、青3はすぐに青1へリターンパスを返します。
- 青2はディフェンスを自分に引き寄せるために、その場に立っているのではなく、VカットやIカットをしてディフェンスの意識をひきつけます。または、最初はウィングに位置して、青3から青1へのリターンパスに合わせてガードポジションに上がってきてもいいでしょう。
- 青3は青1へリターンパスを出すと同時に、逆サイドのウィングへ切れます。
- 青1→青2→青3へパスをつなぎます。
- 青3に対して下側のディフェンスが付いてきていれば、ショートコーナーに大きなスペースができているはずです。
- そのスペースへ青4はベースラインカットで移動します。
- 青4の移動に合わせて青5はゾーンディフェンスの真ん中の選手に対してスクリーンをセットします。
- 青3から青4へパスをしてシュートを狙います。
ベースラインカットの応用
青3が逆サイドに切れてウィングでボールをもらった時に、下側のディフェンスが出てこない場合があります。青3がアウトサイドからシュートを打てる場合は積極的にシュートを狙いましょう。また、シュートが打てない場合は、ドリブルでコーナーに落ちていき、下側のディフェンスを外におびき寄せてショートコーナーのスペースをあけましょう。