スタックスクリーンとは?
スタックスクリーンとは、ローポスト付近で行うスクリーンプレイの一種で、ハーフコートオフェンスにおける3対3を展開するのに最も一般的なプレイです。
スタックスクリーンの最大のメリットは、その応用性にあります。スタックスクリーンという1つの動きから、数多くのプレイへと応用させることができ、ディフェンスの動きに合わせてプレイを変えることができます。また、ディナイが厳しいディフェンスに対して、優位な体勢でボールをミートできるというのも特徴でしょう。
ここではスタックスクリーンを利用したオフェンスの展開の方法を7つまとめています。それぞれのプレイを個別に捉えるのではなく、全体として1つのプレイとなるように考えるといいでしょう。というのも、セットオフェンスのように決められた動きをするのではなく、ディフェンスの動きに合わせて変化させていくことが大切だからです。
まず7つの動きを一通り覚え、その上で選手1人1人の判断に基づいて動けるようになることが重要です。
それでは7つのプレイを見ていきましょう。具体的な練習方法や動き方の図などは、リンク先のページで紹介していますので参考にしてください。
スタックスクリーンから展開する7つのプレイ&練習メニュー
ブラッシングから45度でミートシュート
スタックスクリーンから展開する最もシンプルなプレイです。ユーザーがブラッシングをしっかりとすることで、45度付近でノーマークになり、スリーポイントシュートを狙います。スタックスクリーンにおける全てのプレイで、まず狙うべきはこのプレイです。
練習メニューの参考:【2対2】スタックスクリーンから2ヶ所でシュート練習
ハイポストフラッシュからバックドアカット
ディナイが厳しく45度へパスができなった場合に展開するプレイです。ディナイが厳しい=裏のスペースが空いているという意識が非常に重要になります。
練習メニューの参考:【2対2】スタックスクリーン→ハイポストフラッシュ→バックドアのシュート練習
ハイポストフラッシュからシザースカット
こちらもディナイが厳しく45度へパスができなかった場合に展開するプレイです。ハイポストを起点に、ガードとウィングでシザースカットを行います。オフェンスのオプションが多数あり、得点に結びつきやすいプレイです。
練習メニューの参考:【3対3】スタックスクリーン→ハイポストフラッシュ→シザース→2ヶ所でシューティング
カールカットからジャンプシュート
ユーザーのディフェンスがチェイスしてきている時に選択するプレイです。ディフェンスとのズレが生まれやすく、ゴールに比較的近い場所でシュートを打つことができます。
練習メニューの参考:【3対3】スタックスクリーンからカールカットの2箇所でシューティング
フレアカットからジャンプシュート
スタックスクリーンに対してディフェンスがチート(ズルをする)した場合に有効なプレイです。45度へ行く代わりに、フレアカットをしてコーナーへ行き、スリーポイントシュートを狙います。
練習メニューの参考:【3対3】スタックスクリーンからフレアカットの2か所でシュート練習
フレアカットからバックドアカット
上の動きでディフェンスに付いて来られた際に有効なプレイです。ヘルプディフェンスが行きにくく、ノーマークのレイアップが狙えます。
練習メニューの参考:【3対3】スタックスクリーン→フレアカット→ハイポストフラッシュ→バックカット
UCLAカットからピック&ロール
スタックスクリーンから展開する基本的なプレイです。基本というだけでなく、応用性が非常に高いプレイであり、スタックスクリーンを使うのであれば欠かすことのできないプレイになります。
練習メニューの参考:【3対3】スタックスクリーン→ハイポストフラッシュ→UCLAカット→ピックアンドロール→2ヶ所でシューティング
スタックスクリーンから展開できるプレイはまだまだありますが、まずはこの7つをマスターできるように練習をしていくといいでしょう。
スタックスクリーンから展開できるオフェンスのオプションが1つ増えれば、得点力はグンと高くなります。1つずつでいいので、丁寧にポイントを押さえていってください。